婦人

脂肪吸引で見違えるボディーに|ハードなダイエットは不要

顔やせやシワ取りに効く薬

注射器を持つ人

神経の働きを抑制する

近年、美容医療の分野で用いられる機会の多い薬剤に、ボトックスがあります。ボトックスはボツリヌス菌と呼ばれる細菌から製剤された薬です。ただ注意が必要なのは、毒性はまったくないということです。菌から抽出したタンパク質のみを使用します。ボトックスには、アセチルコリンという神経伝達物質の活性を抑える作用があります。アセチルコリンは、脳が筋肉に指示を伝える際に放出される物質です。そのため、ボトックスを筋肉に注入すると、その部分にのみ麻痺が起こります。美容医療では、この原理を応用します。ボトックスを使ってどんな治療が行われているかというと、1つはいわゆる筋肉太りを解消する治療です。筋肉を動かなくしてやせさせることで、ふくらはぎを細く見せたり、顔のエラを解消したりすることができます。

多汗症にも有効

ボトックスは、シワ取り治療にも用いられています。特に表情ジワと呼ばれる、笑ったり怒ったりしたときにできるシワを解消することができます。表情筋の過剰な収縮を抑え、目尻にできる小ジワや顎の上にできる梅干しジワなどを目立たなくすることができます。さらに、ボトックスは多汗症の治療にも使われます。アセチルコリンは、発汗をつかさどる交感神経の働きが活発になる時にも放出量が増加します。ボトックスを注入すれば、汗腺の働きを抑えて汗の出を弱めることができます。ボトックスの効果は永続的なものではありません。個人差はありますが、1回の注入で効果はおおよそ6か月前後持続します。定期的に注入を行うことで、自分の望む状態を維持することができます。